まず、大切な事は、あらかじめきちんと予算を立て、無理のない資金計画を考える事です。
また、家づくりにかかる費用は確かに大きいですが、住宅ローンにもさまざまなタイプがあり、よく比較検討してご家族に合ったものを選べば、頭金がなくてもマイホームを持つ事ができます。
近年、民間の金融機関を中心に、年収負担率（年間の住宅ローン返済額÷年収×100）がその金融機関の定める基準をクリアしていれば、「物件価格の100％まで」貸してくれる住宅ローンも増えています。つまり、頭金0円でも家を買うことは可能なのです。

頭金を貯めるより、気に入った家に住みながら返済する方がお得です！

年収400万円のＡさんの場合

月収は約33万円、内訳は、家賃8万円、食費13万円、光熱費2万円、通信費3万円、交際費4万円、雑費3万円、 月々の残金3万円とします。

頭金を貯めるより、気に入った家に住みながら返済する方がお得です！頭金を貯めてから家を購入することは、実は堅実ではないのです！

頭金100万円とした場合、月々貯蓄3万円×3年＝108万円の返済ですが、3年後まで新しい家に住めません。

一方、頭金0円とした場合、月々家賃8万円×36年＝288万円で、貯蓄中に賃貸に払うお金と、さほど変わらない家賃で新居生活が可能です。

少し前までは、家を買うときには少なくとも住宅価格の2割以上の頭金が必要だとよく言われましたが、現在はローンの種類もたいへん豊富になりました。冒頭で触れたように、「返済能力に問題がない」と判断されれば「頭金0円でも家を買える」のです。

このようなローンを上手に利用して家を買う人も増えています。特に民間ローンは期間限定のサービスなどもたくさんありますから、まだ手持ちの資金が少ないという方も検討の余地が大いにあります。ですが、マイホーム購入にかけられる費用は人によってさまざま。

まずは家を買うのに一体いくらお金をかけることができるのか、自分たちにとっての適正な予算をあらかじめ把握したうえで、安心して返済できる借入額を計算し、余裕を持った返済計画を立てることはやはり大切です。

また、家を買うときに必要なお金は物件価格だけではありません。物件購入に伴う「諸費用」というものが必要になります。「諸費用」には、借入れに関する手数料や保証料のほかに、印紙代や登録免許税、固定資産税などの税金が含まれます。そして、諸費用は入居時までには必要となります。 つまり頭金0円で家を購入する場合も、諸費用は貯蓄などで準備しておくのが一般的です。
諸費用のためのローンもありますので、お気軽にご相談ください。